細菌・遺伝子検査
感染症は、病原微生物(細菌やウイルス)によって引き起こされ、発熱や咳、下痢などの症状を呈します。細菌検査室では、検査材料(喀痰や便など)の中に感染症を引き起こす原因となる細菌がいるかどうか、また検出された細菌に効果がある薬剤は何かを調べる検査を行っています。
【一般細菌検査】
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【抗酸菌検査】
抗酸菌は、主に結核菌と非結核性抗酸菌に分類されます。特に結核菌は若年者から高齢者まで年齢関係なく発症し、再興感染症として再び世界的に問題となっています。一般細菌に比べ抗酸菌は発育が非常に遅く当院では6週間培養検査を行っています。 |
【迅速検査】
専用キットを用いて操作や判定が、簡単で迅速性に優れた検査法を迅速検査と言います。インフルエンザウイルス、RSウイルス、アデノウイルス、A群β溶連菌抗原、ノロウイルス、ロタウイルス、大腸菌O157LPS抗原、クロストリジウム ディフィシル毒素抗原、尿中肺炎球菌莢膜抗原、尿中レジオネラ抗原、クラミジア抗原を当院では検査を行っています。 |
【遺伝子検査】
検査材料からDNAまたはRNAを抽出し、PCR法を用いて目的とする遺伝子を増幅し迅速に検出します。B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、結核菌、非結核性抗酸菌(M. avium / intracellulare)などの検査を行っています。 |