新年度のご挨拶
2023年度もよろしくお願いいたします
今年の春はWBCで侍ジャパンが優勝し、また3年以上に及んだコロナ禍もようやく収束に向かいつつあり社会全体に明るい兆しが見えてきました。
2022年度もコロナ禍とはいえ多数の患者さんを診療いたしました。昨年度1年間の紹介患者数は15,830名、新入院患者数は13,626名、救急車搬送件数は6,268件、手術件数は4,695件で、それぞれ過去最高例数でした。当院の使命である地域の急性期中核病院として役割を何とか果たせたと自負しております。本年度も昨年度に増して高度医療における地域連携と救急医療の充実に努める所存です。
まず、診療体制の整備、医師の確保として、4月から救急科で2名、形成外科で1名など、いくつかの診療科で医師を増員し、専攻医や研修医を合わせた常勤の医師は150名を超えました。診療の充実とともに来年度からの医師の働き方改革も見据えた体制改革に努め、今まで以上に医師からも選ばれる病院になるよう努めていきます。また導入が遅れていたロボット手術をいよいよ今秋から開始する予定です。初めに泌尿器科を中心に導入し、徐々に外科や産婦人科等へと適応を広げ、より侵襲の少ない手術、患者さんに負担の少ない手術や手技を目指します。
地域連携では、引き続き地域の先生方との連携強化に努め、特にITツール「メディマップ」等を活用して「かかりつけ医」への逆紹介を進めていきます。市民のみなさんがご自身の「かかりつけ医」をもち、安心して日常生活を送れるよう努めます。また当院のホームページを充実させ、昨年から導入したフェイスブック等を活用して当院の最新の情報を発信し、地域の先生方、患者さんやご家族、住民の方々に身近な病院に感じてもらえるよう心掛けていきます。
本年度も高崎市・安中市などの行政や医師会等の地域医療機関と協力しながら、市民の方々の命と健康を守るため職員一同、努力していきます。ご支援、ご指導の程、よろしくお願い申し上げます。
院長 小川 哲史