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2025年 新年度のご挨拶

独立行政法人国立病院機構
高崎総合医療センター院長  小川哲史

incyo  今年も穏やかな春を迎え、新年度が始まります。
 昨年度も地域の先生方や住民の方々からたくさんのご支援ご指導をいただき誠にありがとうございました。おかげさまで昨年4月から本年2月までの11か月の紹介患者数は16,822名、新入院患者数は13,584名、救急車搬送件数は5,785件、手術件数は4,976件で、各々、過去最高かそれに近い件数でした。また、一昨年に導入しましたロボット手術も順調に症例数が増えていて、現在、泌尿器科、消化器外科、呼吸器外科、産婦人科を合わせて、月に20例近い手術を行っています。今年度も、より侵襲の少ない手術、患者さんの負担の少ない手術や手技に取り組んでいきます。
 地域連携としては、一昨年から開始した「心不全病病間連携」に加え、昨年度は新たに3つの連携を開始しました。①当院の腎臓内科専門医師と高崎市医師会とで立ち上げた「高崎市CKD(慢性腎臓病)病診連携」、②地域全体で口腔内管理やケアを継続して行えるよう、高崎市歯科医師会と立ち上げた「高崎市医科歯科連携」、③比較的軽症な救急患者さんを地域の医療施設に救急転送する「救急患者連携搬送による地域連携(いわゆる下り搬送)」の3つです。いずれの連携も順調に運用されており、地域全体でよりシームレスな連携が可能になったと思います。今年度は、さらに地域の医療機関からの紹介受診が、よりスムーズに行えるよう、これまでの電話やFAXによる予約に加えインターネット予約も導入します。
 また、今年度も地域の医療従事者向けの連携学術セミナーや症例検討会などにより当院の実績や最新の医療情報を発信し、さらに地域住民向けには市民公開講座や市内長寿センターでの高崎市地域医療講座など、直接触れあう啓蒙活動も継続して行います。
 今年度も高崎市・安中市などの行政や医師会等の地域医療機関と協力しながら、当院の急性期中核病院としての使命である市民の方々の命と健康を守るため、職員一同、努力していきます。ご支援、ご指導の程、よろしくお願い申し上げます。