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MRI(Magnetic Resonance Imaging)

MRIを受けられる患者さんへ

 MRI検査室では非常に強力な磁場が発生しており、以下に該当するものは検査室内に持ち込むことはできません。

以下の項目に該当する方は検査ができない場合がありますので、必ず主治医にお知らせください。

●心臓ペースメーカを使用している方
●人工内耳を使用している方
●手術の既往があり、体内に金属を入れた方
●磁石で固定している義眼や歯科用インプラントを使用している方
●刺青(アートメイク含む)をしている方
●妊娠(3ヶ月以内)または妊娠の可能性のある方
●閉所恐怖症の方

検査時間は30~60分です。検査中はできるだけ体を動かさないでください。検査中は非常に大きな音がします。ヘッドフォンや耳栓を装着していただきます。異常を感じた場合には、ブザーを握ってお知らせください。 1.

1.頭部MRA

 頭部MRI検査では脳出血や脳梗塞、頭痛の原因調査、脳萎縮等の診断を行います。造影剤を使用せずに血管を描出できるMRAを撮像することで、脳血管の狭窄や奇形、動脈瘤等の診断を行います。内耳周囲を⾛行する神経も詳しく観察できます。早期診断が非常に重要な検査で、直径数ミリの小さな病変の診断も可能です。

2.脊椎MRI

 脊椎MRIでは主に骨と脊髄を観察することができます。脊髄損傷や脊髄空洞症、椎間板ヘルニア、圧迫骨折等の診断に有用です。

3.腹部MRI

 腹部MRIでは胆嚢や膵臓、肝臓等の検査ができます。MRCPという胆嚢や胆管、膵管を同時に描出することで診断を行います。胆石、胆管結石や膵臓嚢胞性病変の検出に優れています。また、造影剤を使用することで癌や転移といった各臓器の評価も可能です。※上腹部の検査では検査中に息止めが必要です。合図に合わせて息止めのご協力をお願いいたします。

4.心臓MRI

 近年、MRI装置の進歩により人体で最も動きの激しい心臓領域の検査も可能になりました。造影剤を使用せず、冠動脈の小さな病変を鮮明に描出し、心臓内の血液の流れや心臓の壁の動き、ポンプ機能の状態がわかります。さらに造影剤を使用すると、小さな心筋梗塞や、心筋の血流状態を画像化することが可能です。

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診療放射線科