2020(令和2)年度 活動の紹介
1. 診療体制
● 診療方針
日本口腔外科学会指導医、日本口腔顔面痛学会指導医、日本歯科麻酔学会専門医、日本障害者歯科学会認定医資格を持つ医員で構成され、2009 年 10 月の開設以来、歯科口腔外科全般および全身疾患を有する患者の歯科治療、入院・外来患者の嚥下機能評価と口腔機能管理および栄養サポート、周術期の麻酔管理、口腔顔面領域のペインクリニック等、専門性を活かした診療内容の展開を目指しています。また、一般歯科診療の専門医を非常勤講師として招き、病院歯科における歯科機能の充実を図っています。
2. 診療実績
● 症例数・検査数・治療
手術実施件数: 117件
外来診療件数: 15,120件
うち歯科口腔外科外来: 11,762件
口腔ケア・嚥下外来: 255件
口腔顔面痛外来: 1,190件
周術期口腔機能管理: 1,913件
病棟診療件数
入院患者への嚥下機能評価: 1,948件
3. 臨床研究のテーマ
顎変形症の診断と治療、顎顔面骨骨折の診断と治療、口腔顔面痛の診断と治療、嚥下機能評価と摂食嚥下リハビリテーション、周術期の口腔機能管理等
4. 研修教育方針
診断・治療処置・病棟における患者管理等について、総合病院における歯科口腔外科・障害者歯科・歯科麻酔領域全般で、指導医とともに業務に携わることができるよう運用努力を続けています。
5. 今後の展望
昨年度に引き続き、顎変形症治療、周術期口腔機能管理における円滑な病診連携や医科歯科連携システムの確立、全身麻酔下での障害者歯科治療、歯科治療後の神経障害の評価法や治療、嚥下機能評価と摂食嚥下リハビリテーションを安全に遂行することで、所属医療圏における歯科口腔外科の中核病院としての機能の充実を図っていきます。