2022(令和4)年度 活動の紹介
1. 診療体制
超高齢化社会に突入して、ちょっとした外傷で骨折が生じる患者さんが多くなりました。またバイク等の交通外傷などで多発骨折や開放性骨折の患者さんも増えております。
高崎の中核病院として救急体制も整備されて、救急患者も多数入院されます。このように日々整形外科の役割は大切なものとなり、幅広い整形外科疾患があるため昨今は専門的治療が必要な時代に入ってきました。
当科では一般的な骨折の治療はもとより、脊椎外科・肩関節外科・膝関節外科・手関節外科の専門的治療を行っています。そのため近隣の先生方からのご紹介に対しても、できる限り治療させていただきます。
高齢化に伴い心疾患・代謝疾患等多くの合併症を抱える患者さんも多くなりました。そのため他科の先生の御協力をいただきできる限り手術をさせていただいております。このように他科のスタッフがいないと手術ができない症例も多く紹介を受けております。
多くの症例を手術させていただいておりますが、問題となるのがベッドです。そのため手術後早期にリハビリ転院をお願いさせていただいております。
外来は原則的に月・火・水・木・金の午前に行っております。専門外来は脊椎外来は月・水 肩外来は火・水・金 膝外来は火・金 手外科外来は月・木に担当者が外来に出ています。一般整形外来は毎週午前中に受診していただければと思いますが、あらかじめ地域連携の方に予約をいただければ幸いです。時間がない場合は紹介状を持って受診していただければと思います。また急患の場合は、地域連携に連絡していただければ、担当者がおいますのでよろしくお願いいたします。
当院の機能上やはり手術を対象とした患者さんをおもに治療したいと考えています。そのためにも術後の患者さんをなるべく早期にリハビリ転院等をお願いしておりますが、受け入れ病院のベッドも少ないのが現状です。なるべく多くの患者さんに入院していただけるように努力して治療にあたりたいと考えております。
2. 診療実績
●手術件数
2022年度手術件数は841症例でありました。
主な内訳下記の通りです(重複あり)
3. 臨床研究のテーマ
脊椎手術・人工関節手術など術後長期成績評価等を経時的に評価して、学会発表や今後の手術選択や方法に活用しております。
4. 研修教育方針
整形外科疾患に対して、初期治療やその後の治療方針および手術療法の決定・術後管理や後療法について勉強して頂いております。
5. 今後の展望
救急の外傷患者さんや外来でご紹介いただく変性疾患など手術症例を増やしていき、地域の患者さんのためにがんばっていきます。