2021(令和3)年度 活動の紹介
1. 診療体制
新しい病院になってから13年が経過して、整形外科の役割も年々大きくなってきました。高崎の中核の病院として、救急体制も整備され救急患者も多数入院されて、予定手術表もすぐ真っ黒になるのが現状になりました。一般的な骨折の治療はもとより、脊椎外科・肩関節外科・膝関節外科・手関節外科の専門的治療も行っています。そのため近隣の先生方からのご紹介に対しても、できる限り治療させていただきます。
高齢化に伴い、心疾患・代謝疾患等多くの合併症を抱える患者さんも多くなりました。そのため他科の先生の御協力をいただき手術をさせていただいております。そのため当院のように他科のスタッフがいないと手術ができない症例も多く紹介を受けております。
このように多くの症例を手術させていただいておりますが、問題となるのがベッドです。そのため、手術後早期にリハビリ転院をお願いさせていただいております。
外来は原則的に月・火・水・木・金の午前に行っております。専門的な外来については、脊椎外来は月・水、肩外来は火・水・金、膝外来は火・金、手外科外来は月・木に担当者が外来に出ています。一般整形外来は毎週午前中に受診していただければと思います。あらかじめ地域連携の方に予約をいただければ幸いですが、時間がない場合は紹介状を持って受診していただければと思います。また急患の場合は、地域連携に連絡していただければ、担当者がおりますので、よろしくお願いいたします。
当院の機能上、やはり手術を対象とした患者さんをおもに治療したいと考えています。そのためにも術後の患者さんをなるべく早期にリハビリ転院等をお願いしておりますが、受け入れ病院のベッドも少ないのが現状です。なるべく多くの患者さんに入院していただけるように努力して治療にあたりたいと考えております。
2. 診療実績
●手術件数
2021年度手術件数は839症例でありました。
主な内訳下記の通りです(重複あり)
3. 臨床研究のテーマ
脊椎手術・人工関節手術など術後長期成績評価等を経時的に評価して、学会発表や今後の手術選択や方法に活用しております。
4. 研修教育方針
整形外科疾患に対して、初期治療やその後の治療方針および手術療法の決定・術後管理や後療法について勉強して頂いております。
5. 今後の展望
救急の外傷患者さんや外来でご紹介いただく変性疾患など手術症例を増やしていき、地域の患者さんのために努力してまいります。