診療体制
ステントグラフト内挿術(EVAR)を開始しました
腹部大動脈瘤は、主に動脈硬化が原因となりお腹の血管(腹部大動脈)がこぶのように膨らんでしまう病気です。また、破裂するまで無症状のことが多く、一旦破裂すると死亡率は80~90%にも上るといわれています。破裂のリスクが高まる大きさになると、以前は手術的に人工血管置換を行う事が必要でしたが、近年では限られた施設においてステントグラフト内挿術(EVAR)による治療が可能となりました。ステントグラフト内挿術は従来の開腹手術に比べて低侵襲で施行することが可能であり、入院期間が短くなるなど、特に高齢の方や全身的合併症等のある重症の方にも有用と考えられております。
この度、当センターでも心臓血管外科が中心となり、ステントグラフト内挿術の実施が可能となりました。地域の皆様方には、ますます当センターの特徴である先進的かつ総合的な医療を提供することが可能となりましたので、是非お気軽にご相談頂ければと思います。