独立行政法人 国立病院機構 高崎総合医療センター

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心臓・脳血管カテーテルセンターについて

~センター長挨拶(心臓血管内科(循環器):広井 知歳)~

 当院では、平成25年11月、更なるカテーテル治療の充実をはかる取り組みとして、心臓・脳血管カテーテルセンターを開設いたしました。
 全身性疾患である動脈硬化性病変の中でも、頸動脈狭窄症例に冠動脈疾患が合併することは以前より数多く報告されております。また、冠動脈治療の主流となっているカテーテル治療が、近年脳梗塞の原因となる頸動脈狭窄症においても重要な役割を果たすようになりました。そのような背景をもとに高崎総合医療センターでは、全国でも数少ない、循環器科と脳神経外科とがカテーテルチームを作り、心臓・脳血管カテーテルセンターを設立いたしました。カテーテルセンターでは、冠動脈、脳血管、腎血管、膝下にいたる末梢血管等、全身の動脈硬化性病変に対するカテーテル治療と総合的管理を可能にします。脳梗塞や心筋梗塞は全身性動脈硬化の一部でしか有りません。そんなコンセプトをもとに設立された当センターが、今後ますます地域の皆様方の診療に役立てればと思っております。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

~ 副センター長挨拶 (脳神経外科:佐藤晃之) ~

 日本人の死因の上位は、がん、心臓病、肺炎、脳卒中の順であることは、よく知られております。このうち心臓病や脳卒中は、全身の動脈が狭くなる「アテローム血栓症」による心筋梗塞や脳梗塞が多くを占めています。2009年の米国での調査では、死因の約3割がアテローム血栓症であったとされ、がんと同様にとても怖い病気であることが示されました。日本でも食生活の内容が年々欧米化し、アテローム血栓症は徐々に増加しています。
 アテローム血栓症は高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病により、全身の動脈硬化が進むことで起こります。脳梗塞の患者さんが心筋梗塞の原因となる冠動脈狭窄症を合併したり、逆に心筋梗塞の患者さんが脳梗塞の原因となる内頚動脈狭窄症を合併することがしばしばあります。このような場合、心臓だけでの治療や脳血管だけの治療では不完全となります。高崎総合医療センターでは、患者本位の治療を目指すため循環器科と脳神経外科の垣根を払い、同じチームとして協力しあう心臓・脳血管カテーテルセンターを設立しました。これは総合病院としての使命でもあり、より上質な医療を提供する取り組みの一環と位置付けています。
 また、脳梗塞予防の治療にとどまらず、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤破裂に対するコイル塞栓術や、超急性期脳梗塞に対する機械的血栓回収療法(急性期血行再建術)などの血管内治療も積極的に行っており、脳卒中を含めた総合的な脳疾患を対応しております。

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