近年、医薬分業の進展に伴い、病院薬剤師の役割も大きな変貌を遂げています。
　薬剤部では患者さんより信頼され、安心で安全な医療の提供を出来るようお薬の管理、供給、医薬品情報、お薬についての説明（服薬指導）、チーム医療、そして臨床研究・治験に安心して参加していただけるように治験管理業務への支援などお薬に関する様々な業務に取り組み、患者さん中心のより良い医療の実践に努めています。
　薬剤業務においては、調剤、製剤、医薬品情報（ＤＩ）、薬物血中濃度モニタリング（ＴＤＭ）などの通常業務に加え、医師、看護師、その他の医療スタッフ、患者さんへのお薬の情報提供および指導を行い、臨床現場での医薬品適正使用に関する重要な役割を担っています。
　薬学部学生については、平成１８年４月から薬剤師の養成に関わる６年制薬学教育がスタートし、薬学生は５年次に病院や薬局での実務実習が必須となっています。当院では実習受け入れ施設として、薬剤師の指導・監督の下、薬学部５年生が１１週間にわたる実務実習を行っております。実習期間中は、患者の皆様を始め関係者の皆様にご協力をお願いすることがありますので、何卒ご理解とご協力を頂けますよう、宜しくお願いいたします。