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2024(令和6)年度 活動の紹介

1. 診療体制

●診療方針
 2012年4月に消化器病センターが設立され、消化器内科と消化器外科の連携を密にした専門性の高い診療を行っています。2024年度の消化器内科医師数は、常勤医師9名、内科専攻医3名、非常勤医師3名でした。毎週水曜日に開催される消化器病センターのカンファレンス(消化器キャンサーボード)では、手術適応や治療方針について意見交換を行って診療の質向上に努めています。消化器救急疾患に対しては、夜間休日を問わず24時間オンコール体制で、緊急の検査および処置が可能です。また地域の実地医家の先生方との円滑な医療連携を通じて、地域中核病院としての役割を果たすことを目標としています。教育面では、研修医及び若手消化器内科医の育成に力を入れており、学会発表、論文作成等にも積極的に取り組んでいます。研究面では、以下に示すような高度な設備及び豊富な症例数を有しており、各種臨床試験や治験に参加して新しい治療法の開発にも取り組んでいます。

●医療設備
内視鏡室:3室  TV室:2室
内視鏡システム:OLYMPUS EVIS X1 1台、OLYMPUS EVIS LUCERA ELITE 3台
上部:GIF-XZ1200 6本、GIF-H290Z 2本、GIF-H290T 2本、GIF-1200N 4本など計18本
下部:PCF-H290ZI 8本、PCF-PQ260L 1本、計9本
側視鏡:TJF- Q290V 1本、JF-260V 2本 超音波内視鏡:GF-UCT260、超音波内視鏡装置EUME3
高周波手術装置ERBE社VIO300D 1台、ICC200 1台、アルゴンガス供給装置APC300 1台
内視鏡用炭酸ガス送気装置UCR 3台、内視鏡用送水ポンプOFP 1台、OFP2 2台
外来診察室:超音波診断システムAplio 500  病棟処置室:超音波診断システムAplio i700
血管造影室:Phillips XperCT-DSA装置(本館3F)

2. 診療実績

●症例数・検査数・治療
消化器内科2024年診療実績

3. 臨床研究のテーマ

≪臨床研究≫

  • 肝硬変患者の重症度別のQOLと長期経過、予後及びその改善に関する研究
  • 切除不能進行肝細胞癌患者に対するアテゾリズマブ+ベバシズマブ療法の治療効果と副作用についての研究
  • 実臨床における切除不能肝細胞癌に対する全身薬物療法の逐次治療を含む治療成績
  • 切除不能肝細胞癌に対するデュルバルマブ+トレメリムマブ療法の実臨床における治療成績
  • 代謝異常関連脂肪性肝疾患の病態におけるグルカゴンに関する多施設共同前向き観察研究:R6-NHO(PI)-11
  • 炎症性腸疾患における日本語版IBIS-Qの有用性に関する検証
  • 当院における治癒切除不能な進行・再発胃癌に対するがん薬物療法の検討
  • 切除不能または再発胆道癌を対象としたゲムシタビン/シスプラチン/S-1(GCS)療法とゲムシタビン/シスプラチン/免疫チェックポイント阻害薬療法のランダム化比較第Ⅲ相試験(KHBO2201)
  • 切除不能胆道癌に対する全身化学療法の予後規定因子の同定とがん遺伝子学的プロファイリング
  • 肝細胞癌に対する免疫チェックポイント阻害薬治療後の2次治療とレンバチニブの効果の研究 (多施設共同研究)
  • 「切除不能または再発胆道癌を対象としたゲムシタビン/シスプラチン/S-1(GCS)療法とゲムシタビン/シスプラチン/免疫チェックポイント阻害薬療法のランダム化比較第III相試験」に付随するバイオマーカーの探索研究
  • 急性肝炎の発生状況および重症化、劇症化に関する因子に関する研究:R6-EBM(消化)-01
  • 当院における大腸憩室出血の治療成績および内視鏡的止血状況の検討
  • 群馬県における炎症性腸疾患患者のデータベース作成2024
  • 急性期病院予定手術患者のサルコペニア肥満有病率とその特徴
  • 慢性肝疾患患者におけるサルコペニア肥満の検討
  • 群馬県におけるB型肝炎再活性化の状況
  • 肝胆膵領域癌および神経内分泌腫瘍の希少フラクションに対する治療開発を目的としたマスタープロトコール試験
  • 肝疾患患者の骨格筋量評価におけるeSMIの臨床的有用性の検討

≪治験≫

  • M14-431試験又はM14-433試験を完了したクローン病患者を対象としたupadacitinib(ABT-494)の有効性及び安全性を評価する多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照維持療法及長期継続投与試験
  • 潰瘍性大腸炎患者を対象としてrisankizumabの有効性及び安全性を評価する多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照52週間維持療法試験及び非盲検継続投与試験
  • 肝線維化を伴う非肝硬変の非アルコール性脂肪肝炎(NASH)患者におけるK-877-ERとCSG452の併用療法の有効性と安全性を評価することを目的とした第Ⅱ相、多施設、プラセボ対照、無作為化、二重盲検、48週間投与試験
  • 切除不能進行・再発小腸癌患者に対するベバシズマブ併用FOLFOX療法の第Ⅱ相多施設共同二重盲検ランダム化比較試験
  • 中等症から重症の活動性潰瘍性大腸炎患者を対象としたmirikizumabの長期有効性及び安全性を評価する多施設共同非盲検継続投与第Ⅲ相試験
  • 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)を対象とした治療アプリ CA-NASHの有効性及び安全性を評価する無作為化非盲検平衡群間比較試験(第Ⅲ相試験)
  • 非肝硬変の非アルコール性脂肪肝炎患者を対象としたセマグルチドの効果
  • リスク対立遺伝子 PNPLA3 rs738409 148Mを保有する、線維化を伴う非肝硬変非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の患者を対象にAZD2693の有効性、安全性、及び忍容性を評価するランダム化二重盲検プラセボ対照他使節共同第Ⅱb相試験
  • 根治的肝切除術又は焼灼療法後の再発リスクが高い肝細胞癌患者を対象に、アジュバント療法としてのデュルバルマブ単独療法又はデュルバルマブとベバシズマブの併用療法を評価する第Ⅲ相無作為化二重盲検プラセボ対照多施設共同試験(EMERALD-2)

4. 今後の展望

 群馬県西部地域の消化器病の中核病院としての期待に応えるべく、日常診療、若手育成、臨床研究に引き続き積極的に取り組んで行きたいです。

消化器内科