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てんかん

 
てんかんという病気は、てんかん発作を繰り返す脳の病気の総称であって、実際てんかんという一つの病気があるわけではありません。一般的にてんかんといった場合は、痙攣を起こしやすい体質によって生ずるものから、脳の病気として胎内で生じた脳の奇形まで、様々な病気を含みます。原因によって治療法や内容、完治する頻度も異なります。  当科では、てんかんの原因検査として
  • 脳波検査:てんかんの診断に重要な検査
  • 脳CT検査、MRI検査:症候性てんかんの診断には特に必須
  • SPECT検査:てんかん焦点で集積が低下しており、部位診断に必要
  • 血液・尿検査:低カルシウム血症等の疾患を鑑別
を組み合わせて行い、診断をします。そして点滴・内服治療を行います。外科的処置が必要な患者さんは、他県になりますが、てんかん外科施行施設へと紹介しています。 痙攣発作をみた場合には、慌てずに衣服を緩め、ゆったりと呼吸できるような状態をつくり、静かに危険でない場所へ寝かせます。その時、どのような発作なのか、持続時間、意識があるかどうかなど発作の様子をよく観察(可能であれば動画で保存:EpiDiary)し、医師に報告してください。通常は数分で終了することが多いので、救急車を呼ぶ必要はありません。しかし、10分以上発作が続くようなら、119番通報し、かかりつけの病院に運んでもらいましょう。

脳神経内科