2021(令和3)年度 活動の紹介
1. 診療体制
●診療方針
外来診療は眼科一般で、火曜日から金曜日まで朝8時半から11時までの受付で行っています(月曜日は予約の方のみの診療)。
視力検査、眼圧検査、視野検査、網膜電位図、視覚誘導電位、両眼視などの検査や遠用鏡・近用鏡(老眼鏡)の処方のための検査等を視能訓練士が行っています。基本的に視力検査等を行ってから診察になります。
診察は主に細隙等顕微鏡で、眼瞼・角膜・結膜などの前眼部、前房・水晶体・硝子体等の中間透光体、眼底の検査を行います。
これにより結膜炎、霰粒腫、眼瞼炎、ドライアイ、白内障、緑内障、糖尿病網膜症、加齢性黄斑変性症などの診断を行います。撮影した画像がすぐに診察室のモニターで見ることができるため、より御自分の病気の状態が理解しやすいと思います。
また、蛍光眼底造影検査もその場で結果を見ることができるためレーザー治療を開始することが早くできるようになりました。
糖尿病の患者様は自覚症状がなくても網膜症の進行が起こっていることがあり定期検査が必要なため、糖尿病治療を他院で行っている患者様には糖尿病眼手帳で情報の提供・内科主治医との情報共有ができるようにしています。
手術は、外来では霰粒腫の摘出術や内反症手術、白内障手術、緑内障手術、などを入院で行っております(白内障手術は片眼で月曜入院、火曜日手術、水曜退院の2泊3日で行っています)。
2. 診療実績
●2021年度手術件数
・白内障手術(眼内レンズ挿入) 127件
・内反症手術 4件
3. 今後の展望
- 外来診療は今後も火曜日から金曜日まで朝8時半から11時までの受付で行います。
- なるべく待ち時間を少なく、検査診療できるよう工夫していきます。
- 手術は今後も白内障が中心となります。ご紹介いただいた白内障手術患者さんは、手術終了次第、紹介元の先生のところでまた診ていただくようにしております。
- 眼瞼下垂や内反症などまぶたの疾患や涙目など涙に関する疾患は、専門の眼形成眼窩外科があり、主にそちらで診療しています。今後も協力して診療にあたります。