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乳腺・内分泌外科(乳腺・甲状腺センター)紹介

乳腺・甲状腺センター長 鯉淵幸生

 当院は群馬県・西毛地区最大の総合病院・がん診療拠点病院です。医療機器が進歩した現在でも、腫瘍(がん)を正確に診断するには個々の医師の研ぎ澄まされた眼力と技能が、治療に際しても高度な技量が要求されます。そのためには細分化された専門性が必要なため、診療科の臓器別編成とセンター科が各医療機関で進められています。その中でも乳がんは診断が難しく、ひとりひとり異なった治療が必要なこともあり、高レベルの技能と専用機器が要求されます。当院には本邦で初めて導入したトモシンセシス・3Dマンモグラフィをはじめ、様々な最新鋭の機器が配備され、複数の専門医・認定医が画像診断医、病理診断医、放射線治療医、形成外科医と相談しながら診断と治療にあたっています。
 当乳腺・甲状腺センターでは、毎年約200例の乳がん手術と約100例の甲状腺・副甲状腺の手術を行っています(別表参照)。乳がんでは,約7割の患者さんが乳房温存療法を受けてらっしゃいます。その中には、術前に抗がん剤治療を行って腫瘍を縮小させてから乳房温存手術を行った方も多数含まれています。乳房温存療法には術後の放射線療法が不可欠ですが、当院では最新の放射線治療装置を用いて安全確実な治療を行っています。乳房温存術が困難な方、再建を希望する方には形成外科医と協力してインプラントを用いた乳房再建手術を行っています。
 がんの治療を行っている間もいかに普段通りの生活をおくるか、という事にも気を配っています。抗がん剤を投与する時でも、副作用対策を万全にすることで入院することなく家庭で過ごしていただけるようになりました。投与前には、がん薬物療法に精通した薬剤師からの副作用とその対策についての説明を行い、通院中は通院治療センターで専門看護師がお世話します。副作用が出て受診が必要になった場合でも24時間365日救急外来で対応いたしますのでご安心ください。
 甲状腺には薬物療法を行う病気と手術が必要な病気があります。そのうち当センターでの入院治療を行うのは手術が必要な病気です。その中には、悪性腫瘍(甲状腺がん)・良性腫瘍・バセドウ病などが含まれます。甲状腺がんはこれまで再発・転移すると有効な薬物療法がありませんでしたが、分子標的薬が開発されたことにより転移性甲状腺がんにも薬物療法の道が開けました。
 乳腺・甲状腺領域の腫瘍(がん)は診断が難しい場合も多々あります。我々は専門医として最新の知識と技術を駆使して診断と治療に当たるとともに、看護師、技師、薬剤師、事務スタッフすべての技能を高め、センターを充実させ地域医療に貢献していきたいと考えています。

nyusen01 図1.右:従来のマンモグラフィ画像、左:3Dマンモグラフィ画像 境界のspicula(棘とげしさ)が鮮明になり悪性(乳がん)と確診できる. nyusen02 図2.右:従来のマンモグラフィ画像、病変の指摘も困難.左:3Dマンモグラフィ画像 spiculaが明らかになり乳がんが強く疑われる.

乳腺・甲状腺センター