2021(令和3)年度 活動の紹介
1. 診療体制
●診療方針
安全な麻酔、痛みのない麻酔を心がけています。
予定手術、緊急手術ともに増加し手術室が足りなくなったため、2021年3月から新しい手術室5室が稼働始めました。今後も手術件数は増加することが予想されます。
●医療設備
・全身麻酔器 12台
・生体情報監視モニター 12台
・3D心エコー 1台
・神経ブロック用エコー 3台
・手術部門システム(自動麻酔記録を含む)
2. 診療実績
●手術件数
最近は硬膜外麻酔を行う症例が減少し、超音波ガイド下神経ブロックを行う症例が増加しています。
3. 研修教育方針
研修医は1年目に1か月間麻酔科研修を行います。実際に麻酔を行いながら、気管内挿管手技や手術中の呼吸管理、循環管理、術後疼痛管理などを通して、急性期の患者管理を学びます。
また、2011年度より歯科医の麻酔研修を行っています。重症患者の全身管理を研修することで、歯科麻酔の管理に役立ててもらうのが目的です。
4. 今後の展望
手術室が合計11部屋で、その内1室はハイブリッド手術室です。2020年度は新型コロナウィルス感染拡大時に手術室閉鎖を避けるため、不要不急の手術を延期したこともあり、総手術件数はわずかに減少しましたが、2021年度は感染対策を徹底して手術室を運営した結果、総手術件数は大幅に増加しました。
手術中の安全はもちろん、手術後の痛み、嘔気対策に注力し、安心して手術を受けてもらえるよう努力していきます。
今後も地域の中核病院としての役割を担っていけるよう対応したいと考えています。