独立行政法人 国立病院機構 高崎総合医療センター

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診療実績

当科は新入院ベースで平成20年度に 510名 平成21年度には 557名の入院診療を行った。これに対して平成22年度の入院数は同じく新入院ベースで921名の入院患者を扱っている。 このうち一般病棟に入院した児は約770名で疾患の主なものは
  1. 呼吸器疾患  気管支喘息/喘息性気管支炎 155 気管支炎/肺炎 100 RSウイルス感染症 83 喉頭炎 23
  2. 消化器疾患 胃腸炎 63(ノロウイルス/15 ロタウイルス/25 その他ウイルス性腸炎 /23) 腸重積/6
  3. 神経系 痙攣性疾患 51(てんかん発作/30 熱性痙攣/21) 脳炎/脳症 6
  4. その他 川崎病 25 脱水 19 インフルエンザA/B 14 内分泌・代謝疾患 8

 圧倒的に急性の呼吸器疾患が多く、これだけで一般病棟入院患者の半数を超える。これは小児科二次病院の共通の特徴であり、なかでも喘鳴・呼吸困難を来す疾患(喘息性の疾患と思われる)が一般病棟入院患者の約 1/5をしめて、統計上は肺炎を凌いでいるのが近年の傾向であるが、両方の病態を合併している例も多い。呼吸器系以外では、感染性の胃腸炎を中心とした、消化器疾患や、epilepsyや熱性痙攣などの痙攣性疾患、川崎病などがあるが、重症疾患としては 細菌性髄膜炎がみられたり(4例)脳炎/脳症もみられていた。いずれの領域において感染症を背景とした病態が多く。これが病室の効率的な利用を考えるとき、運営上の問題となっている。

 周産期については 22年度はNICU設備の使用を開始し、当初は34週 以降 平成23に入って 32週以降の児を当院における入院管理の対象児として診療してきた。帝王切開後の入院児(46名)を含めて 151名の入院管理を行った。このうち出生体重が2500gに満たない体出生体重児は38名で、また呼吸補助のため機械を使用(N-DPAP:鼻腔式陽圧呼吸補助装置 や 人工呼吸器)した例もみられていた。新生児医療は、看護スタッフの力に追うところが大きく、徐々に新生児の処置・管理になれてきていることから、今後への地固めは徐々にできつつあると考えている。

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